雑記@やました
昨日7月2日、藤井四段が30連勝を掛けた試合に敗れたことは記憶に新しい。
彼が敗れたことで将棋界隈はまた世間に忘れ去られることになるだろうが、彼はただ一躍有名になっただけではなく周囲にかなりの影響を与えていたことはご存じだろうか。
まずは大竹まこと。ご存じない方のために補足しておくと、彼は故意的なヘイトスピーチや悪ふざけを芸風としている。いつも通り大竹まことは藤井四段に対して
「これ以上、調子に乗らすな。誰かシメてやれ!」
「勝っても若者なんだから『戦わせて頂きましてありがとうございました』って若い奴が言え」
等の暴言を言い放った。(参考記事:http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/27/ootake-barairo_n_17313748.html)
本人自身心から思って意見したわけではないのは過去の経歴から明らかではあるが、世間はこれを容認することはなかった。
「老害」「芸風なら許されるのか」といった非難が相次ぎ炎上。彼は世間から大きくバッシングを受けることになった。
だが私はこの件、大竹まことのみが非難の対象とは思わない。寧ろ、彼と同じようなことをしている人間は多いのではないか。
彼が結局この件で何をし何を得たか簡潔にまとめると『世間の注目を浴びている人間を利用し、世間から注目を浴びた』ではないだろうか。
今のご時世、この方法による一時的な注目の集め方をしている人間・企業はかなり多いと思う。
"他人を利用した一発屋"は長期的に成長することはほぼない。他人を乏しめる内容なら尚更だ。
それでも一定数上記のような人間・企業が存在するのは少なからず社会に需要があるからだ。週刊文春(通称:文春砲)等が良い例だろう。
"他人を利用した一発屋" この存在が減少していくことを心から願う。
話が長くなったが、以上の話はぶっちゃけどうでもいい。本題入ります。
どこかの企業の株価チャートです。ただこのチャートを見るだけなら6/26を境に株価がたった一日で150円近く騰がっているのが分かります。(実際は前場でS高*の1300円を叩き出し、後場で1150円台に落ち着いた)
6/26、何があったか知ってますか?
藤井四段の話を始めに書いているわけですから藤井四段の29連勝記録に決まってるじゃないですか。
そしてこのオールアバウトという企業、どんな企業かというと「日常生活の各領域の専門家が、日々の生活をより豊かにするための知恵や、最新ニュースを記事を通して紹介する総合情報サイトを運営する企業」です。
将棋関係の企業かと思いましたか?将棋と全く関係ないですよね。
それでも高騰した事には理由があります。
ネタ晴らしをさっさとしてしまうと、"オールアバウトの子会社が日本将棋連盟が所蔵するプロ棋士対局時の手書き棋譜を電子化した「悠久の棋譜」というものを販売していたから"
その程度でS高まで行くのかと思う人が多いかもしれませんがその程度で充分なんです。
"藤井四段により将棋ブームが起きるだろう"これは誰もが考えたと思います。世間がこう考えれば投資家達の眼は将棋を扱っている企業に向きます。
何故なら株価は「時価総額」と「将来の業績」で決まるものだから。
世間の注目を自主的な力で浴びた業界は長期的な点では不明だとしても必ず伸びます。
もし株に興味ある人がいるのなら、"世間は何に注目しているのか","この社会は何を必要としているのか"を日頃から考えると良いかもしれません。
藤井四段が29連勝という記録を打ち立てた裏で儲けた人間がいる。
そういう人間になりたいですね。お金はあってなんぼ。
ぽやしみ~
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